宮入農場は、秋田で無肥料・無農薬を原則とする自然栽培に取り組んでいます。


主な作物はお米(ササニシキ、亀ノ尾、陸羽132号、他)、えだまめ、大豆、小豆です。

  

竿灯祭りで有名な秋田市。冬の雪、雪解け水、遠くに臨む山々。

 

きれいなお水と、秋田の穏やかな気候が美味しいお米を育てます

 

昨今は、アレルギーや様々な症状で悩む方が大勢いらっしゃいます。

これは、食事や居住環境から影響を受けているようです。こういう私も花粉症で、春先はちょっと大変なのですが。皆様の中にも何らかの不調を感じられている方は多いのではないでしょうか? 現代の課題である、このような状態は、ただ、食事を見直すだけで解決できるような簡単な問題ではないと思いますが、食事や農と人との関わりを通して、自分に合ったより良いライフスタイルを見つけることは大きな可能性があると思います。

「化学肥料や農薬が人の体に悪さをしているのではないか」という問いかけから、先駆者の方々によって自然栽培は、大きく発展してきました。

私たちも、誰もが当たり前においしくて豊かな食事が出来るような取り組みを目指しています。

 

宮入農場 宮入広光

おいしいご飯がどのようにできるのかを食卓から順にさかのぼっていきます!

食べる ご飯って、コシヒカリやあきたこまちなど、いろいろな品種があって、気候風土や作り方なんかでも、ちょっとずつ味が違います。ですけども、みんなで仲良く食べたら、きっと一番おいしいはず! ちなみに、ご飯は炊き方で味が半分決まるともいわれています。土鍋で炊くとおいしく炊けます。ご家庭にあった方法を是非お試しください。

検査 袋詰めしたお米を検査場所に行って、水分は規格内かどうか、粒の状態はきれいかどうかなど厳しく検査されます。検査が通ると合格のはんこが押されます。この検査はお米のための検査というより、大規模な流通のための検査でありまして、個人宅配の場合は省略することがあります。お米のことを考えると別の尺度が必要かもしれません。土地によっても保存の仕方によっても一律ということはありませんし、それぞれのお米のベストな状態をつくることが必要です。

もみすり 収穫したお米を食べられる状態にします。この作業は、昔は大きな石臼をみんなで挽いて作業していたそう。私たちは、電動の機械を使って作業しています。最後の作業になるので、とても気を使います。できたお米は30㎏に袋詰めします。

稲刈り いよいよ待ちに待った稲刈りです。一年のうちで初夏の田植えとこの秋の稲刈りは大忙しな作業です。刈って束ねて、棒にかけることで干していきます。いわゆる稲干しです。稲は干されていくことで適度な水分になり、保存ができるようになります。

のまがき 田んぼに生えた雑草を田んぼの中に埋めたり、取り除くことと、植えられた稲の根元に酸素をおくってあげるために、稲と稲のあいだをかき混ぜていきます。この作業によって、稲は大きくすくすく育ちます。

田植え 農場のハイライトというべき、一年でもっとも賑やかで大忙しな仕事です。大きく育った苗を一本一本大切に植えていきます。

苗づくり ここ秋田県では春のまだ寒い時期から種を播き、苗を育てていきます。そのため寒さに負けないための工夫をしています。この寒さの中で苗を育てるというのが一苦労。昔から苗七分作などといって、稲の一年にとって、この子ども時代がもっとも重要な時期なのです。種を播いてからだいたい一ヶ月半で田植えが出来る大きさにまで育ちます。

種取りと選別 昔から良い種を採ることで、豊作につなげようと、特別に種を採取します。そして、その中から、さらに実のしっかり詰まった種を採る作業をします。